伊那谷フォレストカレッジ
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業界もエリアも越境して、森の価値を再発見しよう
森に関わる100の仕事をつくる
INA VALLEY FOREST COLLEGEは、業界を超えて森の価値を再発見、再編集して、豊かな森林をつくることを目指す学び舎です。
森と暮らしが遠くなってしまった今、森は健全性が失われ始めています。もう一度、森林と私たちの暮らしが近い未来をつくり、豊かな森に戻していきたい。
森林業界に止まらず、他業種の方々と連携していく中で創出していくことが、これからの新しい森づくりだと考えています。講師陣には、森のプロフェッショナルはもちろん、デザイナーや建築士、教育、アウトドア、といった様々な業界の方々をお呼びして、森の価値について考えていきます。
森や地域、まちづくりに興味のある方の
ご参加をお待ちしています!
森林を先生に、まちをフィールドに、これからの暮らしと森をつないでいく学び舎です。
学び合い、受講生や関係者が連携して、森に新しい価値を生み出していく実践型カリキュラム。
今年のテーマは「森とのつながりを共につくろう」です。
森とのつながりは、誰にでもつくれる。 フォレストカレッジをやりはじめるとき、 思い描いたように、伊那の森に業界や業種、住んでる 地域も超えてたくさんの人が来てくれました。それは、森とのつながりの一歩目になりました。
2023年は、森とのつながりを受講生やこれまでの受講生も含めて、みんなでつくろう。
どんな人がどんな想いを持って参加しているのか、森で働くコースと森で企てるコース、2コース合同のオリエンテーションをオンラインにて行います。
■ 6月2日(金)
・開校式、オリエンテーション
・森×フィールドワーク「まず、森を歩こう」
講師:長野県林務部 小林健吾さん
・焚き火交流会
■ 6月3日(土)
・森×林業「木こりを体感する」
講師:金井渓一郎さん(株式会社金井山素材)、北原淳史さん(島崎山林塾企業組合)
■ 6月4日(日)
・森×森林業「木をまるごと価値に変える」
講師:盛太志さん(盛木材)
・森×製材・家づくり「地域材特化の製材所の役割」
講師:有賀真人さん(株式会社有賀製材所)
・森×場づくり「森があるからできる場のつくり方」
講師:辻徳人さん(mocca/デカンジョ林業)
■ 6月2日(金)
・開校式、オリエンテーション
・森×フィールドワーク「まず、森を歩こう」
講師:小林健吾さん(長野県林務部/伊那市ミドリナ委員会)
・焚き火交流会
■ 6月3日(土)
・森×アクティビティ「森のアクティビティを実践する」
講師:中村博さん(株式会社やまとわ)
・木が倒れる瞬間を見よう
・森×編集「森を暮らしに届ける見立てのつくり方」
講師:奥田悠史さん(株式会社やまとわ)
■ 6月4日(日)
・森×クリエイティブ「森とまちをクリエイティブでつなぐ」
講師:松本剛さん(株式会社飛騨の森でクマは踊る)
・森×製材・家づくり「地域材特化の製材所の役割」
講師:有賀真人さん(株式会社有賀製材所)
・森×場づくり「森があるからできる場のつくり方」
講師:辻徳人さん(mocca/デカンショ林業)
■ 9月16日(土)
・開校、オリエンテーション
・森×食「森の恵みを知る人と森を味わう」
講師:井原愛子氏(株式会社TAP&SAP)
・焚き火交流会
■ 9月17日(日)
・森×林業「木こりを体感する」
講師:金井渓一郎さん(株式会社金井山素材)、北原淳史さん(島崎山林塾企業組合 )
・森×仕事「森で働く概論 森で働くってどんな感じ?」
講師:金井渓一郎さん(株式会社金井山素材 )、北原淳史さん(島崎山林塾企業組合)
■ 9月18日(月)
・クロージング、トークセッション
講師:奥田悠史さん(株式会社やまとわ)ほか
■ 9月16日(土)
・開校・オリエンテーション
・森×食「森の恵みを知る人と森を味わう」
講師:井原愛子氏(株式会社TAP&SAP)
・焚き火交流会
■ 9月17日(日)
・森×教育「森とその周辺で育つ人と木々」
講師:麻生翼さん(NPO法人森の生活)
・森×遊び「遊ぶことが森と近づく一歩目」
講師:久保田雄大さん(Waqua合同会社/四徳温泉キャンプ場)
・森×まちづくり「企業からローカル、森への関わりしろをつくる」
講師:藤岡麻紀さん(株式会社良品計画 ソーシャルグッド事業部)
■ 9月18日(月)
・クロージング・トークセッション
講師:奥田悠史さん(株式会社やまとわ)ほか
過去の活動の記録は、こちらからご覧ください。
様々な分野で活躍する講師をご紹介します。
金井 渓一郎さん
主に上伊那地域の森林所有者さんから森林整備、経営を受託しています。
丸太販売だけでなく、製材所さんと協働で地域産住宅材の販売、赤松の枝、白樺の皮など林産物の販売に力を入れています。
補助金に頼らず、林産物の売上と山主さんの投資によって森を循環させる林業を実践しています。
森林所有者が、自身の山から利益を得られるように、山を楽しめるように、山に期待を持てるように。
そんな森づくりのお手伝いをするというのが基本的スタンスです。
しかし、楽しみより、山に対する不安、懸念を抱く山主さんが多いのが現状です。
山主さんと直接対話しながら山を含めた自身が暮らす地への愛着を深められることが願いです。
1984年、伊那市生まれ。
松本剛さん
環境事業会社勤務を経て、2009年、株式会社トビムシ設立に参画。2015年、飛騨市と株式会社トビムシと株式会社ロフトワークで「株式会社飛騨の森でクマは踊る」を設立。2016年、木工房併設の滞在型ものづくりカフェ「FabCafeHida」をオープン。
「森のレッスン」「山観日」「建築家のための森ツアー」「飛騨市・広葉樹のまちづくり学校」など、森と木と人が出会い活かしあう場や機会をつくり、それぞれの都合とらしさを活かした持続可能なものづくりに取り組んでいる。本とカレー好き。
中村博さん
長野県伊那市生まれ。
雄大な南アルプスを遠望する環境の中で育ちました。
郵便局員を経て29歳の時に木工職人の道へ。
地域の木材で木製品をつくることは職人ができる森林整備ではないかと考え、2002年より伊那谷産木材に特化した木工に取組む。
2016年にデザイン事務所を経営していた奥田悠史と株式会社やまとわを立ち上げる。暮らしと森を豊かにするために、地域の木のプロダクト開発や森林のトータルプランニングなどを行う。
家具手加工1級技能士・伊那市50年の森林推進委員・三重県みえ森林林業アカデミー講師・元南箕輪村キャリア教育推進協議会長・日本商品学会講師・他
盛太志さん
東京都渋谷区出身。
伊那市高遠町在住。4児の父。
2000年、上伊那森林組合への就職を機に伊那市長谷村に移住。
森林組合では11年間、造林、集材、特殊伐採の仕事をし退職。
4〜5年かけて自分で伐って集めた材を使い、
現在住んでる家を大工や仲間の手を借りて建てる。
その後2012年「盛木材」を企業、事業内容は、森林整備、特殊伐採、林産加工(炭焼き、薪、プロダクト、広葉樹板販売)育成事業(kikori塾、緑の雇用)です。
2015年長野県認定事業体に認定。
2021年ショールーム をオープンし、裏山のjojoniの森ではクラフトツアーも始めました。
▽ 盛木材web
https://mori-moku.jp/
麻生翼さん
愛知県名古屋市出身。北海道大学農学部森林科学科卒。2010年に下川町に移住し、2013年にNPO法人森の生活代表理事就任(2代目)。町の幼・小・中・高校15年一貫の森林環境教育や、大学・企業を対象にした研修プログラムの企画運営、みんなでつくるみんなの森「美桑が丘」のコーディネート、ローカルでの起業支援などに取り組んでいる。2022年には、下川町に根ざした木材専門の地域商社として下川たてじま林産株式会社を設立し、代表取締役に就任。「ずっと楽しく暮らし続けられる町」をつくることに貢献したいです。
井原愛子さん
埼玉県秩父市出身。
大学時代のイギリス留学やイケアでの社会人経験を経て、2014年秩父のメープルの活動に魅了されUターン。
森づくりを行うNPOや地元のメープル関係事業者と共に活動をしつつ、人と森の恵みを生かすため「TAP&SAP」を立ち上げる。
国内初のシュガーハウス「MAPLE BASE」を2016年にオープン。 メープルシロップ製造、メープルエコツアーの開催の他、「第3のみつ」や「キハダ」といった地域資源を活かす商品開発や販売を行う。
久保田雄大さん
長野県中川村の山と川と森をフィールドに活動するWaqua合同会社の代表。「森を活かしてシゴトを創る」をテーマに3つのキャンプ場の運営、アクティビティ事業(森を活かしたアクティビティ、イベント、環境教育、ガイド人材育成)、森林価値創造(森を活かした建築、家具製作、薪作り)などを行なっています。
▽ 四徳温泉キャンプ場 webサイト
藤岡麻紀さん
2011年、異業種からインテリアブランドIDÉE へ転職。店長、宣伝販促担当を経験。
事業部化をきっかけに、2017年良品計画現ソーシャルグッド事業部へ。
2020年担当プロジェクトであった埼玉県宮代町の無印良品東武動物公園駅前の立ち上げに現場で携わり、シェアキッチン等独自サービスの展開や地域連携を深める。
“地元”がないがゆえに、多様な地域への関わりを求める余白があることに気づく。
すでに在る活動に巻き込まれ一緒に再編集することで、新たな価値ある事業を生み出すことを目指しています。
辻徳人さん
Uターンを機に兵庫県丹波篠山市で林業に従事。サスティナブルな林業に取り組み、素材生産だけでなく、加工・販売まで手掛け、顔の見える林業家を目指す。林業と異業種の組み合わせによって山林の様々な課題を解決したいとの思いから、古民家を改修し、”暮らしに木を加える”をテーマにしたカフェ・コワーキングスペース・宿泊施設・木の製材や加工スペースなどが一体となった共創型コミュニティ施設「mocca」を2020年10月にオープン。施設の企画・運営にも携わっている。
小林健吾さん
「森は、異なる時間軸を生き、光や物質や他者との関係性の中でそれぞれが居場所を見つけ、命をつないでいる生命の集合体だ」と、私はそんな森の捉え方に魅かれています。 私にとって森に入る機会は、本を読んだり、映画を観たり、音楽を聴いたりすることと同じように、様々な生命の動きに意識を向けながら結果として自分自身と対話する時間となっています。 大勢での森歩きはまた、気づきの視点が格段に広がり、それを共有できるのが魅力です。 みなさまとの森歩きを楽しみにしています。
▽ 長野県林務部
https://www.pref.nagano.lg.jp/rinsei/kensei/soshiki/soshiki/kencho/shinrin/index.html
▽ 伊那市ミドリナ委員会 執行委員
https://midorina.jp/about/
▽ 日本自然科学写真協会 会員
https://www.ssp-japan.org/
青木健太郎さん
1974年静岡県生まれ。信州大学森林科学科卒業後、ヨーロッパ・アルプスの林業国オーストリアに渡る。オーストリア連邦ウィーン農科大学林務官国家資格養成課程修了。同大学にて林務官の高等技術者学位(Dipl.-Ing)ならびに博士号(Dr.nat.techn.)を取得する唯一の邦人。国際応用システム分析研究所( IIASA )研究員、国連工業開発機関(UNIDO)を経て、現在はイタリアのローマにあるFAO本部でアジア・ヨーロッパ地域の持続可能な森林管理、気候変動緩和・適応策に関する気候投資プロジェクトの立案・実施支援に従事。持続可能な森林管理と中山間地域の社会システムづくりのための社会貢献をライフワークとする。信州大学地域共同研究センター客員教授(2014-2017年)。
奥田悠史さん
森の面白さや豊かさを再発見・再編集してそれをプロダクトやサービスにしていろんな方に届けるのが仕事。信州大学農学部森林科学科卒。大学を休学しバックパッカーで世界一周へ。帰国後、編集者・ライターを経て、2015年にデザイン事務所を立ち上げる。2016年10月、「森をつくる暮らしをつくる」をミッションに掲げる株式会社やまとわの立ち上げに参画。豊かな暮らしの提案を通して、豊かな森を育むことを目指して、農林業、地域材のプロダクトづくり、家づくり、森のプランニングなど多岐にわたって展開中
有賀 真人さん
長野県伊那市にて小さな製材所と工務店を経営。
祖父・父と代を引継ぎ3代目。
30年程前より、当時は建築材としては見向きもされなかったカラマツ材を積極的に住宅に使い始め、地域材100%での家作りを手掛ける。
現在は自社のみならず、県内外の大工、工務店、設計事務所からの注文に応じ、伊那産の丸太を製材し製品の販売も行う。
三重県青山町生まれの伊那谷育ち。
中学卒業後、県外の高校、大学と進学し、大阪で約3年間社会人として過ごした後、地元伊那へ戻り家業の製材所を継ぐ。妻と3人の子どもと5人暮らし。
趣味はマンガと音楽と時々料理。
かなりのインドア派。1971年生まれ51歳。
北原 淳史さん
小学生の頃、学校の環境委員長という役を任されたことで、環境問題へ興味を持つ。
その後、持続可能なモノ作りをテーマにしていた信州大学工学部へ進学。
木材を扱う研究室に所属したことで、森林·林業へ興味を持つ。
大学卒業後、山造りに関する講習会を運営していた電子部品メーカーへ就職。
同講習会を受講しながら4年間製品開発とマーケティングを担当するが、もっと山と深く関わりたいと思い、退職。
それから現在に至るまで、個人事業主として島崎山林塾企業組合へ所属し、複数の所有者の山をまとめて、道作り·伐採·植林·草刈り等、一貫した山造りを行っている。
また、道路や建物付近に生えている危険木の除去作業も行っている。
※課外授業の参加対象は、受講生のみとなります。
かつて林業の村と呼ばれた、南アルプスの麓にある「長谷村」。
過疎化、鳥獣被害、林業衰退など、さまざまな問題を抱えながらも心豊かに暮らすこの村と人々のことを知ってほしい。
そんな想いを込めて続けてきた、5年目のプロジェクト。
小さな村に光を灯すこと、地域の流木資源を使った商品開発をし地域へ還元することを目指し、今年も準備を進めています。
課外授業は、フォレストカレッジコミュニティのメンバーがやりたい、と思った時に自由に立ち上げるプロジェクトです。
そこに、興味のある人たちが集まって、一緒に考える。オンラインでMTGをしたり、講師を呼んで勉強したり、企画を考えたりする。
「やりたい」、「おもしろそう」を共有するオンライン・リアルミックスの場です。ここから、新しいプロジェクトが生まれたり、参加者同士が仲良くなっていくことを目指しています。
定 員 |
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参加費 |
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会 場 | 伊那市での現地開催と、オンラインのハイブリット開催となります。 |
運 営 | INA VALLEY FOREST COLLEGE 協議会 |