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木を1本余すところなく価値を付ける。森で働くコース「森とどうやって生きていく」を開催しました

2022.07.27
木を1本余すところなく価値を付ける。森で働くコース「森とどうやって生きていく」を開催しました

穏やかな空気が流れていて、あ、ここの森好きだなと思った、NPO法人森の座さんが6年という月日をかけて丁寧に施業をされている森。

フォレストカレッジの森で働くコースでお邪魔しました。水が豊富で、光が差している先にはフワフワとした可愛い小さな草が身を寄せ合いながら生えていて。

その草の上に、アカマツの木が描かれた紙を広げながら、「木を1本丸ごと価値づけすることができたんです。」と嬉しそうに話してくれる講師の西村さん。

アカマツの幹は建築材に、枝は炭に、葉っぱはお茶に。アカマツの木が描かれた紙の上に、実際に商品になっている写真を並べていきます。参加者の皆さんも興味津々です。

前日の夜まで天気予報は雨マーク。だけど、奇跡的に回復し、優しい光が差し込む森の中で講座を実施することができました。改めて、伊那には面白い森の人がたくさんいるなと思ったひと時でした。
(※ 写真は受講生が撮影してくださったものです)

〈 講師紹介 〉

西村智幸さん

 山仕事に魅了され、脱サラをしてフリーランスの木こりに転身。
森の中で、車座のように森のことについて語り合う場所をつくりたいと、平成17年にNPO法人森の座を設立。木を1本丸ごと価値をつけて山主さんへ還元すること目指し、森林整備だけでなく、アカマツ葉の販売や、薪や炭の販売、材木の販売など、幅広い事業を展開している。
 地元のブルワリーとコラボレーションして生まれた、アカマツの葉っぱを使ってつくられたクラフトビール「森の座ペールエール」は、地域内外からの人気が高い。

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